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一歳児のお子さんとの遊び方


お母さんとの遊びはさらに楽しく

 本コンテンツをお読みいただいているお母さんであれば、お子さんとの遊びを、毎日一定のサイクルで続けてこられているはずです。これまでは、お子さんの興味を観察しながら、遊びの中に心地よい五感への刺激を取り入れつつ、遊びを続けられてきたはずです。

 この一年の赤ちゃんの成長にはめざましいものがあったはずです。しかしこれからの一年は、さらに急速な成長を目にすることとなるはずです。当初は、お母さんがしっかりと観察しなければ、赤ちゃんの状態を把握することができませんでしたが、今後のお子さんは、ストレートな表情で反応したり笑ったり、行動を起こしたりと、即座に反応を返してくれるようになることから、お母さんとの遊びのバリエーションも、徐々に増やしていくことができます。

 また、お子さんの成長や能力向上が、毎日目に見えて見える頃でもあることから、お母さんは楽しく、そして我が子を誇らしく想いつつ、ふたりの時間を送ることができることでしょう。

お子さんはお母さんに褒めてもらうことが大好き

 今後、お子さんの成長を見守る上で、必ず気になってくるものに、が他の子どもとの成長の比較を挙げる事ができます。同じ月齢の子どもができることが、我が子にできないと、なぜこんなこともできないのかと、お母さんはとても心配されることがあるかもしれません。そんなお母さんの焦りは、すぐにお子さんに伝わるものです。

 また、お母さんが焦ってしまうと、お子さんにも悪影響を及ぼします。我が子を思うあまり、子どもに様々な無理強いを始めてしまうのです。すると子どもはそれが嫌いになります。嫌いなことを無理にさせられれば、子どもはさらにそれを拒否するという悪循環を作り出してしまうわけです。これでは本末転倒です。

 先にもふれていますが、まずはとても簡単なことをお子さんにさせることから始めます。これができる子を育てるコツです。パズルを1つ外してそれをはめさせます。できなければお母さんが手伝ってもかまいません。そしてそれができたなら、お母さんは子どもを大いに褒めると同時に、大いに喜んであげてください。

 お子さんはお母さんに褒めてもらうことが大好きです。このため、達成した作業、この場合はパズルを一つはめる行為が、楽しい感情として、お子さんの中で結びつきます。この小さなことの積み重ねが、自分で何かを達成するという喜びへと繋がるものなのです。

 お母さんがあらかじめこのことを知っておけば、お子さんは必ずさまざまなことをこなすことができるようになります。まずは易しいことから。そしてそれができたことを褒めること。このプロセスを、お母さんは十分にご理解いただく必要があります。

一歳児との遊びの中で重点を置きたい事

 先にご紹介したカード遊びは、楽しく日々継続していただきたいことですが、それ以外にも、指先を使った遊びを積極的に取り入れていただきたく思います。指先の細かな制御は、脳の活性化に直接的な結びつきを持つことから、急速に成長するお子さんの脳への適度な刺激として高い効果を及ぼすからです。

 また、これ以外にも取り入れたい遊びとして、模倣遊び、カード遊び、実際の身の周りのものの名前遊び、挨拶の言葉やその意味、空間把握の遊びなど、さまざまな遊びを取り入れる必要がありそうです。これらは以下で実際の遊び方をご紹介します。

 なお、各所でもふれてきているように、今後のお子さんの能力を飛躍的に高めるために必要なこととして、学ぶこと、何かに取り組み達成することの楽しさを理解させることが重要です。

 このため、お母さんは子どもに何かを無理強いしたりということは避け、日々一定の時間内は、効果的な遊びにおいて、常にお子さんと楽しいときを過ごすということに十分な配慮をしていただきたいと思います。

一歳児以降のお母さんとの遊び時間の目安

 一歳を超えるころには、赤ちゃんは体力もあり、また、集中力もかなり高まってきています。読み聞かせや語りかけを早期から行っている場合には、お母さんの言うことも、ある程度理解できるようになっていることでしょう。

 この月齢のお子さんの場合、午前中1時間、午後1時間の1日2回程度は、じっくりとお母さんが遊んであげたいものです。1時間程度の中で、複数の遊びをしてあげるわけです。

 また、できれば午前午後の遊び時間は、開始時間と終了時間を決め、お子さんに規則正しい生活の流れを覚えさせると良いでしょう。また、お子さんは1時間を超えても遊びたがるかもしれません。しかし時間になったら切り上げ、一人で遊ばせたり、本を与えることも必要です。

 なお、この遊びとは別に、就寝時間前の読み聞かせは、是非とも続けていただきたいと思います。ゆったりとしたベッドでの時間の中で、お母さんの声をききながら、絵本を見るのは、能力開発促進においても、そしてお母さんとのコミュニケーションを深める上でも、とても重要な時間となるからです。

指先を使う遊びを積極的に

 先にもふれているように、指を使うことは脳の活性化に有効な作業のひとつです。このため、指先を使う遊びはこの頃に積極的に行いたいものです。ただし、最初から高度な指使いはできません。最初は手を使って目的を達成するトレーニングが有効です。

 たとえばスポンジなどでできたボールをつかってお母さんとキャッチボールをするというのも良いでしょう。お母さんがお子さんから1、2mはなれた位置に座り、お子さんにボールを転がします。ボールを赤ちゃんが受け取ったなら、「ボールちょうだ~い」と手を差し出します。最初はできなくても、遊びのたびに繰り返すと、お子さんはボールをお母さんに転がして返すことができるようになります。

 手の使い方に慣れてきたなら、次は指の使い方を強化していきます。赤ちゃんやお子さんはカラフルなブロックや積み木が大好きです。そこでベビー用の机に向かわせて、お母さんといっしょに、積み木を積んだり、タッパーなどの箱に出し入れしたりという簡単な作業を繰り返しして遊びます。

「このブロックを、ここに重ねてみて」

「箱の中のブロックを取って」

 小さな作業を繰り返すうちに、お子さんは手先を器用に使ってさまざまなことができるようになるはずです。ある程度の能力が備わったなら、クレヨンを一本渡して、画用紙にいたずら書きをさせるのも、効果的です。お母さんと一緒にいろいろな線や図を描いてみていただきたいと思います。

 手先を器用に使うということは、その制御を実現する能力が脳内に備わったことを意味します。継続が必要な地味な遊びですが、是非ともお母さんが楽しんで続けていただきたいと思います。

お母さんとの模倣遊び

 この頃のお子さんは、お母さんの口の動きを見て言葉を覚えます。また、お母さんの動作を見て様々なことを学んでいくものです。このため、お子さんは頻繁にお母さんの動きを観察するようになるはずです。

 お子さんがお母さんを見ているようであれば、お母さんが楽しい動作をすることで、それを真似ようとするはずです。

 たとえば、お子さんが母さんを見ている際に、お母さんが「ポンポンポン」といいながら、自分の頬をかるくたたく動作をすると、お子さんはそれを真似ようとするかもしれません。同様に自分の膝を軽くトントンとたたくなどの動作をしてあげ、お子さんの模倣を促します。

 最初はうまくいかなくても、基本的にお子さんはお母さんを見ていますから、かならず模倣ができるようになります。模倣遊びを積極的に取り入れることで、お子さんはいち早くお母さんを観察し、それを真似る能力を身につけていきます。一歳児のお子さんの成長過程において、お母さんを観察し、それを理解したうえで自分で真似るのは、とても重要なプロセスとなります。

身のまわりの固有名詞や挨拶を教える

 固有名詞については、カード学習によって多くのことを急速に覚えていくはずです。これ以外に、身の周りに存在するものを、実際にお母さんが教えてあげることで、お子さんは多くのものを記憶してくれるようになるはずです。

 また、会話を通じた語りかけや、疑問の投げかけを意識的に行うことで、お子さんはそれに対応した行動をとったり、答を返してくれるようになります。このトレーニングも、積極的に行いたいものです。

 さらには「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」「ありがとう」「さようなら」など、生活をする上で多く用いる挨拶もまた、そろそろ教えます。すると、お子さんはその言葉の意味を徐々に把握するようになります。

空間把握能力の向上を促進する遊び

 空間把握の促進にも気を使いたいところです。もっとも効果的な遊びは、お子さんとの部屋の中での簡単なかくれんぼです。

「りなちゃん、どこいったかな~」「いたぁ」といった具合で遊ぶと、子どもは喜んでそれに応えるようになります。「次はお母さんが隠れるよ~。さあ、どこにいるかな~」と見えない位置に隠れます。

 するとお子さんはお母さんを見つけようとするでしょう。お子さんがお母さんを見つけることができたなら、お母さんは「あ~。みつかっちゃったぁ。よく見つけられたね~」とお子さんを褒めてあげます。とても楽しめる遊びですが、視界から消えたお母さんを探す作業は、空間把握にとても有効となる遊びのひとつといえます。

 また、おもちゃ探しも有効な手段です。無地のハンカチを一枚用意します。タオルでもかまいません。これでおもちゃを隠します。そして「おもちゃはどこかな~。さがしてみようか?」とお子さんに投げかけます。

 当初わからないようであれば、お母さんが静かにタオルをめくり、おもちゃの存在を教えます。何度か繰り返していくと、お子さんは、タオルの下に隠れたおもちゃを発見できるようになります。お母さんはおもちゃを見つけることができたお子さんを褒めてあげてください。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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