HOME>胎児期教育編

研究が進む胎児心理学や胎児脳生理学


誕生日の10ヶ月以上前に宿る命

人が年齢を数える場合、その基点となるのが誕生日です。誕生日とは、文字通りこの世に誕生した日、つまりお母さんのお腹から外界へと生まれ出た日をいいます。

「おぎゃーおぎゃー」

赤ちゃんが元気に声をあげて泣き始めると、皆は安堵し、そして赤ちゃんを産湯につけることでしょう。そして、赤ちゃんは、お母さんであるあなたとの始めての対面を果たすことになります。

まさにこの日こそが、赤ちゃんの誕生日であり、人生のスタートの瞬間であるわけです。

ところが、赤ちゃんが実際に生を受けたのは、ご存知の通り、すでに10ヶ月以上も前のことでした。赤ちゃんが胎児として、お母さんのお腹で過ごす約10ヶ月間、赤ちゃんは劇的とも言える成長を繰り返しています。

精子と卵子が出会った瞬間から、猛烈な細胞分裂を繰り返しつつ、妊娠5ヶ月を迎える頃には、赤ちゃんの脳は基本的な機能を持つまでに成長し、既に脳細胞増殖期を終えるのです。

また妊娠6ヶ月を迎える頃になると、脳細胞は外部からの感覚的刺激の影響を受け、それに反応するかのような成長を見せ始めます。この段階において、赤ちゃんはすでにお腹の外の世界からの刺激や、お母さんの感情、声などに影響を受け始めているわけです。

胎児心理学や胎児脳生理学の必要性

20世紀前半までは、実は胎児の脳は、成長はするものの外部刺激の影響を受けることは少ないものと考えれていました。

脳内の細胞は、それぞれがシナプスとよばれる神経細胞によって相互的な接続が図られており、複雑なネットワークを形成しています。それまで胎児の脳ではシナプスの形成が認められないということから、脳の働きはなく、よって外部刺激などの影響を受けないとされていたのです。

ところが近年、脳内のシナプスは、妊娠6ヶ月を超えるあたりから活発に作れることがわかっています。ちなみに妊娠8ヶ月以降において、胎児の脳ではシナプスの形成が活発化し、脳の重量が2倍にも増えることがわかっています。

つまり、脳は爆発的な成長を遂げているわけです。

よってこの時期に好ましい刺激を胎児の脳に与えることにより、脳の成長を促したり、より高度なシナプスの形成を実現できることが知られ始め、この重要な成長期においての心理学や脳生理学分野での研究が進むようになったのです。

胎児教育の世界的権威・医学博士トーマス・バーニー

胎児心理学や脳生理学分野においては、現在世界各国で研究が進みつつありますが、この分野における世界的権威者にトーマス・バーニーという医学博士がいます。

出生前・周産期心理学協会(Association for Pre- & Perinatal Psychology and Health, APPPAH)の創設者でもあるトーマス・バーニーは、カナダ・トロントの精神科医でしたが、胎内環境と出生直後の状況が赤ちゃんの人格形成に与える影響について研究を進め、「胎児は見ている―最新医学が証した神秘の胎内生活 (ノン・ポシェット)」は、世界的なベストセラーにもなっています。

また、「胎児は知っている母親のこころ―子どもにトラウマを与えない妊娠期・出産・子育ての科学」という著書において、赤ちゃんの幸せな人生は、お母さんのお腹の中から始まることについて書いています。

この中で博士は、妊娠中、出産時、出生後の赤ちゃんの脳の発達に、お母さんの心の状態が驚くほど大きな影響を与えていることや、子どもを愛とやさしさで包んであげることの必要性、胎児のころから子どもに愛情をもって話しかけてあげることの重要性を説いています。

詳細については、本サイトでも今後理解を深めていきますが、このように、胎児の脳が爆発的な成長を遂げている時期にこそ、お母さんが的確な刺激を与える必要があり、また、そのことにより、高い能力を持つ子供を育てる切っ掛け作りが可能となることを、ここではご理解いただければと思います。

Sponsored Link

前ページ次ページ

Profile

本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

カテゴリ一覧


胎児期教育編