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困った子どもに育てないための適切な教育方法


問題児化させないためのお母さんの知識とアプローチ

人はそれぞれ異なる気質を持っているものです。気質とは、人間や哺乳類などの動物の集団が先天的にもつ、刺激などに反応する行動特性をいいます。多くの人は、この気質を、性格として認識し、「うちの子はもともと気が弱い性格の持ち主だから」などいう母さんもいらっしゃいます。

しかし性格とは、気質を基本とするものの、そこに後天的な環境や教育などが作用することで形成されるものです。ですから、もともと気が弱い性格などはありえないと考えていただいて問題ありません。つまり、生後の環境において、どのような性格の子どもにも、育て上げることは可能なのです。

昨今、問題児が社会問題化することがありますが、ご両親がしっかりと教育を施していれば、社会性に富んだ良い子を育てることは十分に可能です。

また、子どもがかわいいあまり、甘やかせて育てる親御さんもいらっしゃいますが、すべてにおいて甘やかされてそだった子どもは、コミュニケーション能力に乏しく、学校に入学したり実社会に出た段階で孤立を招いたり、社会に溶け込むことができずに、ニート化しやすいという相関性が確認されています。

よって赤ちゃんの頃から、お母さんがしっかりとした知識を持ち、的確な教育やしつけを施すことは、能力を開発するための教育とともに、非常に重要な要素のひとつとなります。

ここでは、お子さんを問題児化させないためのいくつかの指導方法をご紹介しています。しっかりとご理解頂き、赤ちゃんの頃からの指導に取り入れていただきたいと思います。

おもちゃやほしいものを与えすぎない

赤ちゃんや子どもには、どうしてもさまざまなおもちゃを与えたくなるものです。しかし次から次へと新しいおもちゃを与えると、赤ちゃんはひとつのことに集中する機会を逸することになります。

つまりおもちゃは努めて与えすぎないようにしなければなりません。おもちゃの与えすぎは、性格的な歪みを作り出す原因にも繋がるリスクがあるのです。

赤ちゃんのころから次から次へと新しいおもちゃを与えられて育つ子どもには、忍耐力が備わりません。また、常に気持ちが落ち着かず、それを紛らわすために、新たなものを要求するようになります。しかしこの繰り返しで、結果的に慢性的な欲求不満に陥ることになります。このことは意外かと思います。多くのものをあたえるわけですから、本来は満たされるはずです。しかし結果は逆になるのです。

また、この欲求不満状態はさらなる弊害を生み出すこともあります。人が持っているものを欲することから、欲張りな子としての印象を周囲に与えやすくなるのです。

ですからおもちゃはしっかりと吟味してなるべく数を絞って与えたいものです。「賢い子どもを生みたければ、貧しい時に産め」という諺は、これを言い当てているわけです。

なお、それでも子どもに何か与えたいと思うのであれば、是非とも多くの本を買い与え、頻繁に読み聞かせをしてあげていただきたいと思います。別の項でも触れていますが、「本は豊かにおもちゃは質素に」ということこそ、欲求を満たし高い能力を引き出してあげるためのコツだからです。

小さな我慢を覚えさせる必要性

なかなか我慢することができない子どもを目にされたことはないでしょうか。おもちゃ売り場などで、何かがほしいといって泣き崩れたり、駄々をこねる子どもです。

我慢ができない子どもの場合、そしてその性格そのままに成長した場合も、問題児化するリスクが高まります。ひとつのことに集中することができず、また、計画性を持って事を成すことが苦手となることから、学力向上に大きな支障を来たすことになるうえ、コミュニティで多くの人と楽しく過ごすことが困難になるからです。

しかし我慢強い子、我慢ができない子の相違もまた、後天的な環境により作り出されるものです。つまり教育やしつけによって、いくらでも我慢強い子どもを育て上げることは可能なのです。

我慢強い子は、毎日の生活の中で、小さな我慢を積み重ねる形で体験させるだけで作り出すことができます。生まれ持った性格などではなく、単なる教育的指導により、形成できるものだからです。

実際には、赤ちゃんやお子さんが何らかの要求をお母さんに提示した際、「わかったよ。でも、ちょっと待ってね~」と待たせた後に、「はい。お待たせ~」と渡したり、もう少し言葉によるコミュニケーションが図れるようになったなら、「今日は行けないけど、土曜日にお父さんと行こうね。楽しみだね~」などと説明をして、納得の上で共に待つことを教えてあげれば良いのです。

このような小さな我慢を積み重ねることで、子どもは必要に応じて我慢をしなければならないこと、そしてそれは社会において必要なことであることを自然に学び取っていくものです。我慢ができない子は、かわいそうにこの体験を経ておらず、我慢の必要性を全く理解していないだけなのです。

これをお読みいただいているお母さんには、ぜひとも時に我慢ができる子どもを育てていただきたく思います。その見返りは、子どものその後の人生の豊かさによって、必ず大きなものとなるはずだからです。

豊富な経験をさせる配慮

赤ちゃんが如何に多くの経験や心地よい刺激を受けることができるかが、その後の発育や能力向上に大きな影響を及ぼすことについて、これまでにも各所でふれてきています。

また、豊富な経験は、実は勇気のある子どもを作り出すことにも繋がるものです。

本来、人間はとても弱い生き物です。力で戦うならば、到底勝つことができないような凶暴な肉食動物は、地球上に多くの種が存在するからです。ですから、基本的に人間は臆病な生き物であるといえます。

特に見たことのないもの、ふれたことのないものに対して、人間はとてもネガティブな反応を示すものです。これは本能的な反応でもあります。警戒をしなければ、リスクを背負い込むことにもなりかねないからです。

しかしだからと、あらゆることに臆病になっていては、社会を渡り歩くことはできません。ある程度の勇気を持って生き抜く力強さも、人生には不可欠だからです。

お子さんに勇気を与えることはさほど難しいことではありません。なるべく多くの経験、体験をさせることです。野山に出て多くの昆虫にふれさせるとともに、正しい知識を与えてあげれば、虫を見て無意味に驚くことはなくなります。また、同様に外界に存在するものにその都度ふれさせたり、それに対する知識を数多く与えていけば、次第に周囲を見渡す能力、それが真のリスクか否かを判断することができる能力が身に付いていきます。

すると、無意味におびえたりすることはなくなる一方で、前向きに行動できる子どもとして成長するようになります。つまり、勇気を持った子どもへと成長してくれるわけです。

「ダメ!」やネガティブな言葉を使わない

赤ちゃんが成長し、行動的なると、さまざまな物に手を出すことになります。時にはとても危険なものに手を出したり、危険な行動をとろうとするかもしれません。このような際に、それが危険であることをお母さんはしっかりと指導する必要はあります。しかし頭ごなしに、そして感情的に「ダメでしょ!」と常にしかりつけるのには問題があります。

赤ちゃんはあらゆることに興味を示しますが、それを片っ端から制してしまうと、大きな不満を心に持つことになります。赤ちゃんの好奇心や探求心は、できればやさしく伸ばしてあげなければなりません。

ただし危険なことは回避すべきなので、まずはお母さんが危険な環境をなるべく排除する必要があります。緊急時には致し方ありませんが、危険なことに遭遇したならば、感情的にならずに、しっかりとそれが危険なことであることを諭す必要があります。

赤ちゃんに諭すことなどできないのではとの声が聞こえてきそうですが、であるならば「ダメ!」の言葉のみで、それが危険であることの説明として伝わるかも疑問です。むしろお母さんのネガティブな感情のみが、赤ちゃんに伝わるリスクさえあります。

実際に、お母さんの小言が多い、ネガティブな言葉が多い、もしくはお母さんが感情的になりやすい子どもの場合、怒りっぽい子、暴力的な子が育ちやすいという相関性が確認されています。つまり、問題児化しやすいのです。

ですから、できる限り感情的にならず、つまり怒るのではなく、しっかりと赤ちゃんや子どもを諭して理解させてあげる配慮がどうしても不可欠となるわけです。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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