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左脳と右脳の活性化メカニズム


左脳と右脳をバランスよく使う必要性

先に、左脳と右脳について、その働きを簡単に学びました。右脳と左脳は、それぞれバランスよく使うことができるように刺激を与えていく必要があります。

さて、これまでの説明で、左脳が意識的言語的思考を、右脳では無意識的イメージ的な思考を担っていることがおわかりになったかと思います。

成長段階における子供は、勉強などにより多くのことを学びますが、この多くは左脳によって処理されることになります。何事においても論理的に捉え、それを処理する必要があるからです。

しかし、能力に秀でた人間は、左脳よりもむしろ右脳を用いて瞬時に情報を解析したり処理することがわかってきています。

たとえば、読書においては、文章を左脳が処理することにより、その内容を把握します。ところが、速読の能力を身につけると、文字をページ単位で瞬時に右脳が取り込んで、これを処理した上で左脳へと伝達させるプロセスを経るといいます。

つまり、本来は左脳が処理する文字を、ページ単位のイメージとして右脳が瞬時に取り込み、これを左脳へと送ることで、驚くほどの速さでの読書を実現しているわけです。

左脳と右脳のやり取りを活性化させる

よって、今後お子さんの能力を高めていくためには、左脳と右脳の双方の能力を高めるとともに、双方の情報交換を円滑に行うための回路作りが必要となります。

さて、胎児の段階において、左脳と右脳の能力を高めると同時に、双方を効率的に結ぶ回路作りを行うためには、どのような方法を取ればよいでしょうか。

これについては、後に詳細について述べます。簡単に要約するならば、胎児は外部からの心地よい刺激によって右脳や左脳を活性化させていきます。

たとえば、お母さんが語りかける言葉を、胎児は左脳によって聞き取ろうとします。つまりそれが単なるノイズや音ではなく、言語であることを本能的に知っているわけです。ですから、多くの語りかけを行うことで、左脳を活性化させることができます。

同時に、お母さんがお腹を優しくさすったとします。この感覚は、右脳が受け取ることで認識します。また、この際のお母さんの精神状態、つまり幸せを感じていたり、リラックスした状態であることも、胎児は五感のひとつとして右脳が認識することになります。

このため、語り掛けによって左脳を活性化させるとともに、優しくお腹をなでたり、その時の精神状態を心地よいものに保つことで、右脳と左脳を活性化させるとともに、双方のやり取りもまた円滑に行われることになるわけです。

外部刺激と脳の活性化メカニズム

次に、外部刺激によって脳がどのように活性化するのかについて、簡単に学ぶことにしましょう。

大脳の外側は、多数のシワを持つ層によって覆われています。これを大脳皮質といいます。ちなみにシワが多いのは、その分表面積を増やすためといわれます。大脳皮質は、部分的に担う機能が異なりますが、ここには約140億程の脳細胞があります。

また、このうちの4億から5億個は、ニューロンと呼ばれる独立した神経細胞が存在します。ニューロンは、神経系を構成する細胞であり、情報処理と情報伝達に特化した機能を担っています。

ニューロンからは樹状突起が出ていて、これが別の神経細胞と手を結ぶように結び合っています。この連結部分をシナプスと呼びますが、膨大な数の脳細胞を、シナプスを介して電気的に次々に伝わることで、私たちは思考をしたり情報を処理したりしているわけです。

このため、情報伝達経路が多ければ、それだけ速くしかも効率的な思考を行うことができることになります。また、情報伝達経路は、頭を使えば使うほど緻密に、そして効率的に作られることがわかっています。

脳のメカニズムについて研究が始まった当初、実はシナプスの増殖は、出産後に始まるという考え方がありました。このため、胎児においては、脳の活動はほどんどなく、よって活性化させる策もないとされていたのです。

しかしその後、シナプスの増殖は、妊娠4ヶ月以降に始まることがわかり始めました。つまり、4ヶ月を過ぎる頃から、胎児は初歩的な思考能力を持つとともに、次第に使うことができる感覚を駆使して、多くの情報を取り込むことができることがわかり始めたわけです。

よって、その頃から、適度でかつ快適な刺激を与えることにより、脳を活性化する意味が認められてきたわけです。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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