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生後9~11ヶ月の赤ちゃんへの対応


肯定系でのしつけを意識する必要性

生後9ヶ月になると、赤ちゃんは寝返りをしたり、ハイハイをすることができるようになっているはずです。また、座るなどの動作も安定してできるようになっていることでしょう。

言葉についても、かなり多くのワードを認識するようになります。今後は今まで以上に、日々多くの語りかけや絵本の読み聞かせ、さらには日常の中でのお母さんと赤ちゃんの会話を通じて、さまざまな物やその名称、概念などを把握していくことでしょう。

ここでご注意いただきたいのが、お母さんは否定から入るのではなく、なるべくポジティブな会話に終始していただきたいという点です。

赤ちゃんを正しく教育しようと、「これはダメ」と赤ちゃんの行動を制限するしつけをするお母さんが少なくありません。確かにしつけは必要ですし、特に危険なことについてはしっかりと指導する必要があります。しかし度重なる否定は、赤ちゃんの行動意欲を削ぐことにも繋がります。

赤ちゃんが何か間違った行動を起こした場合には、「これはこうするんだよ。一緒にやってみようか。そう、上手だね」とお母さんが正しい行動を示してあげることで、赤ちゃんの行動を否定することなく、正しい行動を教えることができます。

一度では覚えることができませんが、毎日繰り返すことで、赤ちゃんはお母さんの教えを理解するようになるはずです。

お兄ちゃんやお姉ちゃんを含めた教育指導のコツ

また、この頃始まるのが、年上の兄弟姉妹との喧嘩です。とはいえ、まだ赤ちゃんは喧嘩はできません。興味が次から次へと湧き上がるため、お兄ちゃんやお姉ちゃんの遊びなどに割って入ったり、おもちゃをほしがったりすることでしょう。

お兄ちゃんやお姉ちゃんは「邪魔。やめて」と赤ちゃんを制するはずです。そもそも、赤ちゃんという大きなライバルの出現に、お兄ちゃんやお姉ちゃんは戸惑っています。

これまでは自分がお母さんを独占することができていたのに、赤ちゃんが生まれて以降、お母さんは赤ちゃんに付きっ切りです。このため、子どもによっては赤ちゃん返りがみられることもあります。

お兄ちゃんやお姉ちゃんに対しても、度重なる否定は禁物です。「赤ちゃんをいじめちゃだめでしょ」と何度もお母さんに指摘されると、子どもはかならず不公平感を抱くはずです。すると、赤ちゃんのことが嫌いになったり、後にも関係が悪化するリスクがあります。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが赤ちゃんをつねったりして、赤ちゃんが泣くというシーンは良くあるものです。このような際には「どうしたの?」とまずはお兄ちゃんやお姉ちゃんに聞きます。すると「あたしのおもちゃを取ったんだよ」などと、なぜそうなったかを話してくれるはずです。

ここで「Yes・But法」を用います。まずはお兄ちゃんやお姉ちゃんの意見を尊重します。「そうだったの。おもちゃ取られたんだね」とお母さん。するとお兄ちゃんやお姉ちゃんは「うん」と頷くことでしょう。まずは子どもの意見をYesで受けるのです。

そして次です。「でもね。赤ちゃんはまだ何もわからないから、優しくしてあげて」と次に本題である指導を続けるのです。お兄ちゃんやお姉ちゃんの年齢にもよりますが、多くの場合、論理的な流れを把握することができるはずです。つまり、納得できれば感情を歪ませることはないのです。

また、お兄ちゃんやお姉ちゃんがやさしく赤ちゃんと遊んでいたなら、お母さんは「ありがとう。2人が仲良く遊んでくれると、お母さんとてもうれしい」と褒めてあげましょう。すると、お兄ちゃんやお姉ちゃんは、徐々に赤ちゃんの面倒をみてくれるようになるものです。

生後9ヶ月以降のお母さんとの遊び

生後9ヶ月以降になると、赤ちゃんの体力や集中力が増してくるため、お母さんとの遊び時間は、1時間程度にまで延長することができます。

これまでの遊びをさらに高度なものへと移行することもできます。また、言葉によるコミュニケーションもある程度取れるようになることから、この時期のお母さんとのコミュニケーションは、そのまま赤ちゃんの発想力や記憶力を高めることにもなります。赤ちゃんの脳は、スポンジのごとく教えることをすぐに記憶することでしょう。

また、そろそろ一人で立つことを始める頃です。このため、歩行訓練を交えた遊びも取り入れていくことになります。

スプーンでご飯を食べることを教える

最初は手づかみでもかまわないので、一人で食事を取らせることを教えます。ベビー専用の椅子に座らせて、座って作業をすることを覚えさせるのもこの頃には始めておきたいものです。

赤ちゃんがスプーンをもてるようになったなら、赤ちゃんにスプーンを持たせ、お母さんがゆっくりとご飯をスプーンにとって口に運んであげます。「ご飯はこうやって食べるんだよ」「おいしい?」「そう、美味しいの。よかったね~」などと語りかけてあげると、赤ちゃんは次第にスプーンでご飯を口に運ぶことを覚えてくれます。

なお、最初はかなり食べ物が散乱し、お片づけが大変かもしれませんが、最初からこぼさずに食べることはできません。最初から叱ってしまうと、学習を阻害する要因にもつながるため、こぼさずに食べることは徐々に教えてあげることにしましょう。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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