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生後9~11ヶ月の遊びとおもちゃの与え方


遊びによって学ぶ楽しさを教える

赤ちゃんにとって遊びとは、そのまま能力開発のための勉強であることについて、お母さんはすでにご理解いただいているはずです。お母さんによっては、積極的に赤ちゃんとかかわることで、能力を最大限にまで引き伸ばそうとされていることでしょう。

ただし、赤ちゃんは遊びたいから遊ぶのであって、それが義務だとは考えているはずもありません。このため、楽しいことは積極的にしようとしますが、一方で楽しくないと思えば、それには手を出さなくなってしまいます。よって、赤ちゃんに多くの遊びをさせるためには、お母さんがそれを楽しいと思わせる演出が不可欠です。

たとえば、新しい能力を引き伸ばそうと、新たな遊びを取り入れたとします。しかし赤ちゃんはそれがうまくできません。お母さんは何度でもそれをやらせようとしますが、次第に赤ちゃんはそれにはそっぽを向いてしまうかもしれません。お母さんは、後日再度トライします。でも、赤ちゃんはそれを嫌がるかもしれません。何とかこの遊びを習得してもらいたいと、繰り返し赤ちゃんにさせようとします。

また、何度やってもできないと「何でこんなこともできないの?」と怒る始末。これでは赤ちゃんは楽しく遊ぶことができません。

これらは、後に勉強嫌いの子どもを作る典型的な例となります。

本来、学ぶことは楽しいことでなければなりません。好奇心や探求心を満たしてくれるものが勉強なのです。しかし無理強いをしたり、叱ったりという行為が、勉強と結びついてしまうと、なかなか勉強を楽しいとは思えないでしょう。

赤ちゃんの段階から、学ぶこと、成長することの楽しさを教えるにはコツがあります。

たとえば、簡単なパズルを赤ちゃんに学ばせようとしたとしましょう。この場合、最初からすべてを外して「さあ、やってみて」といっても、赤ちゃんは何をしていいのかわかりません。

そこで、パズルのひとつを外して、それを赤ちゃんに渡し「これをここに入れてみて」といいます。そして赤ちゃんといっしょに、外したパズルをはめる作業を行います。そしてそれができたなら「かんせ~い」といって、赤ちゃんと大いに喜び合ってください。

これを繰り返して、できるようになったなら、2ピースへと移行します。すると、赤ちゃんは積極的にその遊びをやりたがるようになります。

つまり、最初はボーダーを最低限なものとして、徐々にそれを上げていくことで、多くのことを学ばせるわけです。小さな成功を積み上げることで、自信を育てること。赤ちゃんは、必ずそれに応えてくれるようになるはずです。

本は豊かにおもちゃは質素に

「本は豊かにおもちゃは質素に」という言葉があります。言葉の通り、本は数多く用意して読み聞かせてあげる一方で、おもちゃに関しては、与えすぎてはならないという意味合いです。

絵本の読み聞かせは、お母さんとのコミュニケーションを深める上でとても有効な遊びといえます。赤ちゃんはお母さんが読む言葉に耳を傾けつつ、絵本を見ては、あれこれと指差すことでしょう。お母さんはその都度「これは自動車」「これはお花だよ」と対応しつつ物語を読み進みます。

読み聞かせは、赤ちゃんの成長とともに、日々回数を増やしていってかまわないと思います。無理強いはいけませんが、赤ちゃんが望むのであれば、その都度、読み聞かせてあげることで、語彙力は飛躍的に上がっていくはずです。

さて、では「おもちゃを質素に」とは、どのような意味合いなのでしょうか。

お母さんや周りの人々は、おもちゃを子どもに与えたいと考えます。これは決して間違った思いではありません。しかし、次から次へとおもちゃを目にするあかちゃんは、その都度新しいおもちゃに興味を示し、そして次ということを繰り返してしまうことから、ひとつのおもちゃで遊ぶことで、そのおもちゃによって本来学ぶことができる多くのことを知らずに次に興味を示してしまうことになります。しかしこれでは、しっかりとした能力が身に付かないのです。

このため、赤ちゃんの成長に合わせ、おもちゃは質素に、しかし適切なものを与え、それで日々遊ばせることが重要となります。

ただし赤ちゃんの能力向上は、大人が考える以上に早いものです。このため、お母さんがしっかりと赤ちゃんを観察し、そのおもちゃの卒業タイミングを見切ることは必要です。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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