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赤ちゃんのおしゃべり初期トレーニング


生後直ちに言葉の学習を開始する赤ちゃん

個人差はありますが、早い子であれば、生後2ヶ月頃になるとクーイングが始まります。クーイングとは、泣き声や叫び声とは異なり、「クー」や「アーウー」などといった、口やのどを制御することによって発する声を言います。つまり、言葉の発達が始まるわけです。また、喃語が出始めるのもこの頃かと思います。クーイングが次第に多音節からなる音へと変化し、まだ意味は持ちませんが、言葉に近い発音を、赤ちゃんは習得していくのです。

このため、赤ちゃんが言葉を覚え始めるのは、生後3ヶ月ごろからと考えられていましたが、実は赤ちゃんの言葉の学習は、生後直ちに、場合によっては胎児の頃において始まっているという説もあります。

当然のこと、胎児においては声帯自体が未成熟であるとともに、肺呼吸をしていませんから、言葉を発することはできませんが、それでも、お母さんからのしっかりとした働きかけを続けると、赤ちゃんは声を発する以前において、脳で言葉を認識しはじめるのです。

つまり赤ちゃんは、時を待つことなく、外界に出る前後において、既に言葉を学び始めているといえます。実際、胎児の頃にお母さんが頻繁に語り賭けを行うと、生後まもなく、声を発したり、言葉にならなくとも、語り掛けに口を動かして言葉を話すような仕草をするものです。

クーイングに反応してあげることの必要性

早期から、つまり胎児の頃からのしっかりとした赤ちゃんに対する語りかけを積み重ねることにより、赤ちゃんの脳はそれを言語として受け取ることができるようになりますが、一方でまだ発生のための機能が備わっていないことから、言葉自体を発することができません。

これは、授乳を優先させるためだともいわれています。生まれたばかりの赤ちゃんは、空気が鼻から直接気管へと流れ込む構造となっており、授乳をしながらも呼吸ができる構造となっています。うまれたばかりの赤ちゃんにとって、授乳は最重要な作業です。このため、授乳を優先する構造となっているわけですが、この構造は声を発生するには適しません。声を発生しようとしても、空気が鼻から抜けてしまうため声にならないのです。

赤ちゃんが「クークー」とクーイングを始めたなら、積極的にそれに応えてあげることが好ましいとされています。赤ちゃんが「クークー」と声を出したなら、即座にお母さんも笑顔で「クークー」とオウム返しをします。また、「アウー」と声に出したなら、お母さんもそれに応えます。多くの語りかけの中で、このようなオウム返しを加えてコミュニケーションを図ると、ある時、赤ちゃんはお母さんのオウム返しに、さらにオウム返しで応えるようになるはずです。

このコミュニケーションは、お母さんと赤ちゃんとの絆を深めるのみならず、言葉を発するための発声練習としても有効です。是非とも、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでいただけたらと思います。

くすぐり笑いによる発声機能の確認

赤ちゃんに発声の機能が備わるまでの期間には個人差がありますが、発声機能が整ったことを確認することは簡単です。赤ちゃんが笑うようになったなら、お母さんとの遊びの中で、くすぐり笑いをして、赤ちゃんを笑わせてみれば良いからです。

赤ちゃんが笑った際に、「グググ」というような音で笑う場合には、まだ空気が鼻から抜けており、発声は難しいといえます。しかし発声の準備が整うと、赤ちゃんは「ハハハ」と口から声を出して笑うようになります。これは、最初の声変わりが完了し、声を出すことの機能が備わったことを意味しています。

そしてこれを境に、クーイングから喃語へと、移行が進み始めるのです。

笑いは発声能力を促進させ心を豊かに育む

声を出して笑うことができるようになると、赤ちゃんはことあるごとに笑い、お母さんやお父さんを和ましてくれるようになるものです。笑いは立派な感情表現のひとつであり、人とコミュニケーションを図る重要な要素でもあります。また、今後言葉を覚えて、それを発声するためのトレーニングとしても、非常に有効だといわれます。

このため、赤ちゃんの機嫌がよく、お母さんやお父さんと遊びたかっている際には、「いないないばー」の遊びや、赤ちゃんが喜ぶ遊びを、積極的に行い、赤ちゃんを笑わせて上げることが必要です。

赤ちゃんは、笑いの中から、幸せな感情を学びます。また、家族との密接なコミュニケーションを感じ取っていくのです。赤ちゃんの段階で、多くの笑いに包まれて育つと、その子は後に、何にでも積極的に取り組むことのできる子どもに育ちます。また、考え方も常にポジティブであり、行動的な子どもへと育てることができるようになるものです。

さらに笑いは、健康面においても高い効果を確認することができます。よって、赤ちゃんが笑うようになったなら、家族全員が、あかるく笑いあえる環境作りをしていただければと思います。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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