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遅くとも一歳前後から始めたいカード遊び


そろそろ始めたいカード遊び

 1歳を超える頃になると、お母さんとのコミュニケーションもかなり円滑に行うことができるようになるものです。まだ、思いを言葉に出してストレートに伝えることはできませんが、それでもお母さんの言うことをある程度理解し、それに対して声や身体を精一杯に使って反応しようとすることでしょう。

 お子さんの成長には個人差があるため、明確な月齢はありませんが、早ければ6ヶ月程度から、遅くとも1歳前後くらいからは、是非とも毎日の遊びの中に、カード遊びを取り入れていただきたく思います。

 これまで多くの読みきかせや語りかけを行ってきたお母さんであれば、お子さんを観察することで、お子さんがどのようなことをお母さんに伝えたいのかを、ある程度は把握できるようになっているはずです。この疎通がとれる状態にお子さんがなられたのであれば、カード遊びはとても楽しく進めることができるはずです。

 昨今では、ひらがな、カタカナ、漢字、ことわざ、かず、ドッツ、たべもの、昆虫、乗り物などさまざまなカードが市販されています。カードの一枚一枚に絵や写真が大きく使われており、その裏に読みや数字などが記されているものであり、これらを紙芝居のように使いつつ、お子さんと遊びながら、多くのことを教えることができます。

カード遊びの効果的な導入方法

 あなたは、ご自分が幼稚園の頃の記憶をお持ちでしょうか。幼稚園では先生が紙芝居を読んでくれたことがあったかもしれません。子どもは紙芝居を通じての先生のお話が大好きです。お子さんに対するカード遊びも、同様の感覚で自然に取り入れていくことが大切です。

 カード遊びには高い学習効果がありますが、だからと最初から無理強いをしたり、カードに集中できなっからとお母さんが焦ってしまっては、せっかくの楽しい遊びが台無しです。あくまでも、カード遊びは、お子さんにとって楽しいものでなければなりません。

 カード遊びが楽しいものであることを、まずはお子さんに教える必要があるわけですが、これにはちょっとしたコツがあります。

 これまでまったく見たことの無いカードを見せたとしても、お子さんはそれに反応を示さないかもしれません。当初、お子さんはカードの持つ楽しさを全く知らないからです。そこで、初回は必ずお子さんが元気に遊んでいる機嫌の良いときを選びます。また、お子さんが最も興味を引きそうな絵のカードを1枚選びます。

 お子さんが象さんが好きであれば、象さんのカードを一枚手に取ります。そしてこのカードをゆっくりと動かしながら、あたかも象が歩いているように登場させます。同時にお母さんが、象さんの歌を歌ったり、「ボクは象さんだよ~」などと、紙芝居のようにお子さんに働きかけるのです。

 お子さんがカードに集中をしたなら、象さんにいろいろと語らせてもいいでしょう。すべて即興でもかまいません。お母さんがカードを使って楽しくお話をしてあげてください。お子さんは大いに喜んでくれることでしょう。

 当初はこのような形で、カードが、そしてカード遊びが楽しいことを、お子さんに教えていきます。すると、徐々に日々の生活の中にカード遊びが入り込み、定着をしていくことになります。

 実際にカード遊びを始められるとおわかりになると思いますが、お子さんは、比較的画数の多い漢字にも興味を示すようになります。これは、私たちが難しい漢字として認識しているのとは異なる右脳によるパターン認識を楽しんでいるものと考えられます。

 さまざまなカードを、遊びに取り入れることで、お子さんとのカード遊びを、是非とも楽しんでいただきたく思います。文字や数字、数の概念、さまざまな物の名前、そして漢字やことわざ、百人一首など、お子さんはお母さんとの楽しいカード遊びを通じて、さまざまなことを記憶していくことでしょう。

ドッツカードによる右脳の活性効果

 ドッツカードというカードがあります。ドッツカード(dots card)とは、数字を赤いドットによって表現したカードであり、1のカードであれば「●」、2のカードであれば「●●」というように、一枚のカードに数字に対応したドットが記されているものです。カードの裏には数字が記されていることから、数字をいうことで、対応するドットをお子さんに見せることができるようになっています。

 ドッツカードは、お子さんに数や算数を効果的に教えるツールとして広く知られているカードであり、カード遊びに取り入れることで、効果を期待することができます。

 私たちは数を左脳によって理解しています。たとえば「数字の三」といわれれば、私たちは「3」を頭の中でイメージすることでしょう。一方でドットカードは、数字をドットのパターンによって理解させていきます。つまり左脳による数値認識ではなく、右脳によるイメージとして数を認識させるわけです。

 市販のドッツカードは、1から100までのカードが用意されています。これをカード遊びに取り入れることで、赤ちゃんやお子さんは、数をドットパターンで瞬時に把握することができるようになります。

 実はこのドットパターン把握トレーニングは、後に学ぶことになる加減乗除の計算段階においても、高い効果を発揮します。計算を抵抗なく理解するとともに、とても早く計算する能力の土台が身に付くのです。

 方法としては、当初1~10までのドッツカードを、数字を読み上げながら順次見せていきます。しばらくするとお子さんはその流れをすべて記憶するので、1週間程度で11~20までに移行します。これを100まで順次進めていきます。

 最初から高度なことを強要しては逆効果ですが、ドッツカードを用いて数字当てゲームを楽しむことで、その後のお子さんの算数学習の土台を作ることは、十分に可能です。是非とも取り入れてみることをお勧めします。

カードはいくつもの遊び方ができる

 カード遊びは、先にもふれているように、お母さんがお子さんにカードを見せながら、紙芝居のようにお話をしてあげることから始めると良いでしょう。さまざまなカードを見せながら、お子さんとコミュニケーションを取るうちに、カードの多くを完全に記憶するようになります。

 お子さんがカードを記憶し始めたなら、単にカードを見せながらの紙芝居のみではなく、カードを使ったその他の遊びも取り入れると良いでしょう。

 たとえばカードを床に並べれば、カルタ遊びをすることができます。動物のカードを並べ、「ライオンはどこかな~」とお子さんに問いかけます。既にカードを記憶していれば、ライオンを指差すはずです。そこで「ライオンのカードをお母さんにちょうだい」と促します。お子さんがカードを取ってお母さんに渡すことができたら、「よくできました~」と褒めてあげます。

 1歳前後のお子さんであれば、紙芝居的なカード遊び以外にも、フラッシュカード遊びとしてカードを使うことも可能です。フラッシュカードとは、カードを見せながらその名前をお母さんがいいながら、次々にカードを見せていきます。一枚のカードで1秒程度と非常に短時間でカードをめくっていきます。

 まだ言葉さえも話せないお子さんに、1秒単位でカードを見せても意味が無いのではと思われるかもしれませんが、この頃のお子さんは、無理なくカードを覚えてくれるはずです。フラッシュカードは、数多くの情報を短時間で見せることで、右脳を中心とした活性化を狙うものです。

 お子さんはまだ集中力がありませんから、長い遊びはできません。しかしフラッシュカードであれば、10枚のカードを見せるのに十秒程度しかかからないことから、数分あれば、多くのカードを見せることができます。

 お子さんの機嫌が良いタイミングを見計らって、「ちえちゃん。じゃあ動物カード遊びしようか~」といってカードを見せながら「きりん、ぞう、らいおん・・・・ひつじ」と次々にカードをめくります。お子さんが興味を持ってカードを見ているようなら、「じゃあ次はひらがなカードだよ」と続け「飴のあ」「犬のい」「海のう」などと絵や文字を次々に見せていけばよいわけです。

 カード遊びは、赤ちゃんやお子さんが楽しんで学ぶことが前提となります。もし日々の中で楽しんで遊べるようになったのなら、遊びのバリエーションを考えつつ、積極的にカードに親しんでいただければと思います。楽しい遊びの中で学ぶお子さんの記憶力に、きっとお母さんが驚かされることになることでしょう。

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