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妊娠から出産までの胎児の成長過程


さて、それでは次に、胎児の成長過程を見ていくことにしましょう。あなたのお腹に宿った新たな命は、今、何ヶ月目でしょうか。

お腹の中でいつも眠っているように思える赤ちゃんですが、実は日々爆発的ともいえる成長を遂げているものです。胎児の成長過程は、大別して3期に分けることができます。

第一期(妊娠から5ヶ月まで)

妊娠1ヶ月目、妊娠3週目において、発育した受精卵である胎芽がやっと子宮内膜に着床します。この段階における赤ちゃんの大きさはわずかに1mm程度です。しかし卵子の大きさが0.1mm程度ですから、実は着床までに大きさが10倍にも成長しています。

また、2ヶ月目に入ると、子宮の中に赤ちゃんのもととなる胎芽がはいった袋、胎嚢(たいのう)が確認できるようになることから、エコーなどでも妊娠を確認することができるようになります。まだへその緒はないため、卵黄嚢から栄養を取ることで成長します。

3ヶ月目、妊娠8週からは、いよいよ胎芽を卒業して胎児となります。この頃の赤ちゃんは3頭身となります。また、内臓の各器官は形がほぼ完成し機能を始めます。動きも活発化しはじめ、用水の中で元気良く身体を動かしていることを確認することができます。

4ヶ月目、胎盤が完成し、へその緒からお母さんの栄養を取ることができるようになることから、赤ちゃんの身体は急速に大きくなり、100g程度にまで成長します。また、シナプスの成長が始まり、脳が機能を始めます。感情のもととなる情動や本能的な欲望が、このとき既に赤ちゃんに芽生えます。

5ヶ月目には、身長25cm程度、体重280g程度まで成長します。皮下脂肪もつき始め五感のうちの触感のひとつ、皮膚感覚が発達します。動きが活発になることから、お母さんは胎動を感じることができるようになります。また、指しゃぶりが見え始めるのもこの頃です。

赤ちゃんはこの頃までに、爆発的な細胞分裂のほとんどを完了するのです。

第二期(6ヶ月から7ヶ月)

6ヶ月目になると慎重は30cm程度、体重も700g程度にまで成長します。発育スピードはめざましく、日々大きく成長するのがわかる時期です。筋肉もしっかりと形成されることから、動きもますます活発になり、強い胎動を感じ始めることでしょう。外性器による男女の判定も明確にできるようになります。また、精巣や卵巣が形成され、それぞれがホルモンを分泌し始めます。五感の中で聴覚や味覚なども備わり始めます。

7ヶ月目には、まぶたや鼻の穴もしっかりと形成され、嗅覚や視覚なども発達します。また、お母さんの脳によって分泌されるホルモンを感じ取り、昼夜の区別がつきはじめます。20分間隔で睡眠と覚醒のリズムを繰り返し始めます。

個人差はありますが、おおよそ6ヶ月を経過する頃になると、赤ちゃんはさまざまな刺激を認識することができるようになり、その感覚的刺激が、胎児の脳におけるシナプスの成長を促すとされます。よってこの頃から好ましい刺激を与えることで、脳内に質や優れた働きを持つ回路が形成され、頭の良い子供の土台を作り上げることができるのです。

第三期(8ヶ月から誕生まで)

8ヶ月になると、身長は40cm、体重は1800gを超えてきます。すでに細胞分裂は完了し、そのひとつひとつが大きくなる形で成長が続きます。妊娠後期であるこの時期には、それぞれの内臓はすでに大人に近い状態で機能することが可能です。胎盤から酸素を補給していることから、肺自体は機能していませんが、それでも吸ったり吐いたりといった運動により、誕生後の肺呼吸の練習が始まります。

9ヶ月になると皮下脂肪がさらに付き、顔がふっくらとしてきます。また、羊水の中での回転運動から、頭を下にした姿勢へと落ち着きます。身体が大きくなる一方で羊水量が少なくなり、子宮内が窮屈となることから、足などにより、お腹が突き出たりすることもあります。脳内のシナプスの形成が活発に行われるとともに、既に五感を感じ取る能力もあることから、良い刺激を与えることで、脳を活性化することが可能です。

そして10ヶ月目。身体が50cm、体重は3000gを超えてきます。4頭身となり、外界においての適応能力も高まります。スペースに動く余裕があまりないことから、派手な動きは目立たなくなりますが、それでも快適なポジションを求めて身体を動かす様が胎動として、お母さんには感じられるはずです。

さあ、待ちに待った出産ですね。

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本サイトへのアクセスありがとうございます。RYUです。これまで教育関連で幼児教育に携わりつつ、多くの子供たちの教育現場に立ち会ってまいりました。この中で、早期教育がその後の子供たちの人生を豊かなものにしていく様を見てまいりました。ここでは、そんな経験をもとに、胎児幼児の効果的な教育技術についてわかりやすく紹介してまいります。ご参考いただければ幸いです。

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